福島県の野営・車中泊地
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福島県の車中泊・キャンプ事情
福島県のキャンプ・車中泊の魅力は、「海・山・高原」三拍子が揃った多様性にある。磐梯山と猪苗代湖を中心とした裏磐梯エリアは、標高700〜1,000mの高原に桧原湖・小野川湖など大小50以上の湖沼が点在し、湖畔キャンプの聖地として名高い。夏でも涼しく快適に過ごせるため、キャンプ・カヌー・釣りの拠点として人気が高い。裏磐梯桧原湖畔松原キャンプ場などの秘境スポットでは、湖面に反射する朝霧の幻想的な光景が体験できる。
南部の羽鳥湖エリアは関東からのアクセスも良く、日本オートキャンプ協会4つ星認定施設も揃う。東部の太平洋沿岸(浜通り)には道の駅が充実し、波の音を聞きながらの車中泊が楽しめる。天神岬スポーツ公園は太平洋を一望できる100m区画の大型オートサイトで知られ、広い空の下での开放感が格別だ。会津地方には温泉と組み合わせたRVパークも多く、湯上がりに満天の星空を眺める贅沢な旅が体験できる。
全国トップクラスの道の駅数(33ヶ所)とRVパーク数(12ヶ所)を誇り、車中泊インフラが充実しているのも福島の強みだ。RVパーク道の駅ならはや道の駅猪苗代にはEV急速充電器も完備され、現代の電気自動車での旅ニーズにも対応している。RVパーク道の駅きらら289では隣接する山口温泉との組み合わせが旅人に好評だ。
ベストシーズンは5月〜11月。春は新緑と桜、夏は湖水浴と避暑、秋は裏磐梯の紅葉がそれぞれ美しい。特に10月の裏磐梯は黄金色と深紅に染まる湖畔の絶景が圧巻で、毎年多くのキャンパーが訪れる。
車でのアクセスは東北自動車道が主要ルート。猪苗代磐梯高原ICから裏磐梯の主要キャンプ場まで約5分、白河ICからは羽鳥湖方面へ30分程度。関東からは東北道を使えば福島南ICまで約2時間30分(東京起点)。広大な県内を回るには車が不可欠で、温泉地を繋ぐロードトリップも楽しみ方のひとつだ。
なお、2011年の震災以降、浜通りの一部エリアでは復興が進む中で新たな観光施設やキャンプ場が整備されており、訪れることが地域支援にもつながる。東北復興を応援しながら絶景を楽しむ旅として、浜通りルートも注目されている。