石川県の野営・車中泊地
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石川県の車中泊・キャンプ事情
石川県は能登半島と加賀という全く性格の異なる二つのエリアを持ち、それぞれ異なるキャンプ・車中泊環境を提供する個性的な県だ。2024年1月の能登半島地震で甚大な被害を受けたが、復興への歩みの中でキャンプ・観光も徐々に活気を取り戻しつつある。
能登半島は三方を日本海に囲まれた独特の地形で、「能登の里山里海」として日本初のユネスコ世界農業遺産に認定されている。輪島の朝市(日本三大朝市のひとつ)・白米千枚田(棚田百選)・珠洲の塩田など見どころが豊富で、車中泊しながらこれらを巡る「能登一周の旅」は旅行者に人気が高い。輪島塗や珠洲焼など伝統工芸の産地でもあり、職人の技を見学できるスポットも点在する。
加賀エリアには白山国立公園があり、日本三霊山のひとつ・白山(標高2702m)を望む高原地帯でのキャンプが楽しめる。白山比咩神社参拝と白山登山を組み合わせたコースは全国から登山者が集まる定番ルートで、中腹のキャンプ場は前泊基地として重要な役割を果たしている。
加賀温泉郷(山代・山中・片山津・粟津温泉)は白山山麓に位置する格調高い温泉地で、歴史ある温泉旅館とともに外来入浴施設も多く、キャンプ後の日帰り入浴が充実している。金沢市は「百万石の城下町」として兼六園・金沢城・東茶屋街など多くの観光スポットを擁し、近郊のキャンプ場を拠点に金沢観光するスタイルも人気。能登の海産物(ズワイガニ・岩牡蠣・能登牡蠣)も旅の楽しみを彩る。ベストシーズンは5月〜10月。11月からのカニ解禁シーズンも旅の目的になる。アクセスは小松空港・金沢駅(北陸新幹線)が玄関口。のと里山街道で能登半島へのアクセスも整備されている。能登の復興を支援する観光消費が地域活性化につながっており、旅することが直接支援になる。香箱ガニ・治部煮・かぶら寿司など加賀・能登の郷土料理も旅の楽しみを深めてくれる。観光と食と温泉が三位一体となった充実の旅先。