岩手県の野営・車中泊地
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岩手県の車中泊・キャンプ事情
岩手県は都道府県別面積で北海道に次ぐ第2位の広大さを誇り、北上山地・奥羽山脈・リアス式海岸という三種類の地形が揃う、まさにキャンパーの理想郷だ。首都圏からは東北新幹線で盛岡まで約2時間半でアクセスでき、そこから車で移動すれば多彩な自然環境が待ち受けている。
八幡平・松尾エリアは国立公園に指定された高原地帯で、山上湖や樹海の中に整備されたキャンプ場が点在する。八幡平頂上付近(標高1613m)では7月上旬まで雪渓が残り、真夏でも別世界のような涼しさの中でキャンプが楽しめる。焼走り熔岩流近くのキャンプ場では、国の天然記念物に指定された溶岩地帯という圧巻の環境の中で一夜を過ごせる。岩手山(標高2038m)は岩手県の最高峰で、その雄姿を望む絶景サイトを持つ施設も多い。
三陸海岸エリアは東日本大震災からの復興を経て、新しいキャンプ・車中泊スポットが整備されつつある。三陸鉄道リアス線の旅と組み合わせた旅行スタイルも定着しており、漁師町のリアルな文化と自然を体感できる。宮古・田野畑・野田・久慈など各地の道の駅は三陸海岸沿いの旅の拠点として機能している。
遠野は「遠野物語」の舞台として知られるカッパ・座敷童伝説の里で、民俗的な雰囲気の中でキャンプができる施設が人気。カッパ渕での「カッパ捕獲許可証」取得は旅の思い出になること間違いなし。世界遺産・平泉(中尊寺・毛越寺)への観光とのセットコースも定番となっている。わんこそば・前沢牛・冷麺など岩手グルメも豊富で、ベストシーズンは7月〜10月。交通アクセスは東北新幹線・盛岡駅が玄関口。国道4号・国道106号が主要幹線で、三陸沿岸道路の整備で海岸部へのアクセスも向上した。南部鉄器・岩手和紙・浄法寺漆など伝統工芸の産地でもあり、アウトドアと手工芸見学を組み合わせた旅も充実している。道の駅での地場産品購入も欠かせない。交通の要衝として東北各地の旅の起点にもなる。