沖縄県の野営・車中泊地
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沖縄県の車中泊・キャンプ事情
沖縄県は日本最南端に位置する亜熱帯の楽園で、「リゾートホテル」という旅行スタイルのイメージが強いが、実はキャンプ・車中泊の環境が整った特異なアウトドア県だ。年間平均気温約23℃という温暖な気候は、本州のキャンパーが真冬に避寒キャンプをするために訪れる「南国の聖地」として機能しており、12月〜2月でも外でキャンプを楽しめる数少ない県のひとつ。
沖縄本島北部の山原(やんばる)エリアは2021年に「やんばる国立公園」として世界自然遺産に登録された亜熱帯照葉樹林が広がる原生的な自然環境だ。ヤンバルクイナ(国の天然記念物・飛べない鳥)・ノグチゲラなど固有種の野生生物が生息しており、早朝の森の中でのバードウォッチングはキャンプの醍醐味のひとつ。美しい滝や亜熱帯植物に囲まれたトレッキングコースも整備されている。
古宇利島(恋島)・水納島・瀬底島など沖縄本島周辺の島々には、透明度の高いエメラルドグリーンの海に囲まれたキャンプ場が点在する。シュノーケリング・ダイビング・カヌーと組み合わせたキャンプは、沖縄ならではの体験として旅行者から高い評価を得ている。
石垣島では「日本最南端の星空観賞地」として、光害の少ない夜空に天の川がくっきりと見えるキャンプが楽しめる。八重山諸島(宮古島・西表島・与那国島等)の各島にもキャンプ場があり、それぞれの島の個性を楽しむ「島キャンプ巡り」は旅行通の間で人気が高い。沖縄そば・ゴーヤチャンプルー・海ぶどう・泡盛など沖縄グルメは本土と全く異なる文化圏の食を体験させてくれる。梅雨の6月と台風シーズン(7月〜9月)に注意。交通アクセスは那覇空港が玄関口。レンタカーが観光の主役で、沖縄自動車道が本島北部へのアクセスを担う。離島へは那覇泊港・那覇新港からのフェリーまたは各地の空港への飛行機が利用できる。10〜11月の空いている時期が穴場で、価格も夏に比べて手頃。三線・エイサー・組踊など沖縄文化体験も旅に加えたい。