埼玉県の野営・車中泊地
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埼玉県の車中泊・キャンプ事情
「首都圏から1〜2時間でたどり着ける山岳キャンプ」という唯一無二の立ち位置が、埼玉県の最大の魅力だ。東京都心から関越自動車道経由でわずか1〜2時間という圧倒的なアクセスの良さが、忙しい週末キャンパーに選ばれ続ける理由である。「ちょっと山に行く」を実現できる唯一の首都圏隣接県として、関東一円から車が集まる。
秩父は「首都圏の秘境」とも呼ばれる山岳エリア。荒川上流の清らかな渓流沿いに点在するキャンプ場は、標高600m前後の高地では都心より10℃近く気温が低い日もある。ホタルが飛び交う初夏、紅葉に染まる秋、澄んだ冬の星空と、四季折々の表情が楽しめる。長瀞は国指定天然記念物の岩畳で有名で、ラフティングやカヤックと組み合わせたアドベンチャーキャンプが人気だ。荒川の急流を下るスリルは、他のどのキャンプ地でも体験できない秩父ならではの特別体験だ。
オートキャンプ場が14ヶ所と多く、設備の整った快適な施設が中心。RVパーク8ヶ所も整備が進んでおり、熊谷市のRVパーク ヘリテイジ リゾートは天然温泉・サウナ完備の高規格施設として注目を集める。秩父市のRVパークみどりの村はペット同伴可でアスレチックも充実しており、家族連れにも好評だ。道の駅大滝温泉(秩父市)は道の駅内に温泉施設を持ち、気軽に湯につかれる車中泊スポットとして人気が高い。
ベストシーズンは春〜秋。春の芝桜(羊山公園)と新緑、夏の川遊び、秋の紅葉と、特に秩父エリアは年間を通じて見どころが多い。冬は関東最大の流れ星スポットとして星空キャンプを楽しむファンも多い。
アクセスは関越自動車道が主幹。花園ICから秩父市街まで国道140号で約30分、長瀞へは同20分程度。圏央道(青梅IC・桶川北本IC)を使えば多摩方面や東名方面からもアクセスしやすい。
なお埼玉北部の熊谷・深谷エリアには平野部のオープンなキャンプ場も点在しており、星空観察や農業体験と組み合わせた利用が増えている。秩父の山だけでなく、武蔵野の平地を生かした多様なキャンプスタイルが埼玉の懐の深さを示している。