東京都の野営・車中泊地
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東京都の車中泊・キャンプ事情
東京都は一見するとアウトドアには縁遠い大都市に思われるが、西部の奥多摩・檜原・あきる野エリアと伊豆諸島・小笠原諸島という全く性格の異なる二つの豊かなキャンプ環境を擁する、実は多様なアウトドアが楽しめる「都」だ。都心から電車やバスでアクセスできる奥多摩は、首都圏最大のアウトドアエリアとして年間を通じて多くの旅人が訪れる。
奥多摩エリアは多摩川の源流域に広がる山岳地帯で、奥多摩湖(小河内貯水池)・鳩ノ巣渓谷・日原鍾乳洞・奥多摩むかし道など見どころが豊富だ。東京都が運営するキャンプ場も複数あり、週末は都内からのファミリーキャンパーで賑わう。雲取山(東京都内唯一の百名山、標高2017m)は奥多摩から登るルートが定番で、前泊キャンプから翌日登山というスタイルが確立されている。
檜原村は東京都唯一の村として、東京とは思えない深山幽谷の雰囲気を漂わせる。払沢の滝(日本の滝百選、落差60m)や浅間嶺・笹尾根など魅力的なハイキングコースが多く、静かな山村でのキャンプを好む旅行者に人気が高い。数馬温泉(蛇の湯温泉)は奥多摩エリア唯一の源泉かけ流し温泉として知られ、キャンプ後の入浴に最適。
東京港・竹芝桟橋から夜行フェリーで渡る伊豆諸島(大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島)は、それぞれに個性的なキャンプ場を持つ。特に式根島・新島の透明度抜群の海と温泉(地鉈温泉・足付温泉)の組み合わせは格別で、毎夏島キャンパーで賑わう。小笠原諸島(父島・母島)は世界自然遺産に登録された亜熱帯の楽園で、竹芝から約24時間かけてフェリーで渡る「到達すること自体が旅」という特別な場所。ベストシーズンは奥多摩が5月〜11月、離島は通年。都内の車中泊は規制が厳しい場所もあるため事前確認が重要。アクセスは奥多摩はJR青梅線・奥多摩駅が登山・キャンプ客の玄関口。レンタカーで奥多摩周遊道路を走るのも絶景ドライブとして人気。離島へは竹芝桟橋(浜松町)から夜行フェリーが出港。東京の多摩産ゆず・山形ワイン(奥多摩の一部農家で生産)・島とうがらしなど東京産食材も楽しみのひとつ。