静岡県の野営・車中泊地
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静岡県の車中泊・キャンプ事情
静岡県は、東海道・東名高速道路という日本の大動脈が貫く交通の要衝でありながら、富士山麓の雄大な高原、伊豆半島の複雑な海岸線、南アルプスの南麓、大井川流域の深山と、バラエティ豊かな自然環境を一県内に持つキャンプの宝庫だ。首都圏からも名古屋・関西方面からもアクセスが良く、東名・新東名高速道路を使えば東京から1.5〜2.5時間で様々なエリアに到達できる。
最も人気が高いのは富士山麓・朝霧高原エリアだ。富士山の西側に広がる標高600〜900mの高原地帯で、富士山を正面に望みながらキャンプできる絶景サイトが多い。朝霧高原は牧場が広がる広大なエリアで、キャンピングカーや大型車が入れるサイトも豊富。夏は東京より気温が低く、過ごしやすい避暑地として首都圏キャンパーに重宝されている。
伊豆半島は温泉とキャンプを同時に楽しめるエリアとして人気が高い。修善寺・河津・南伊豆にかけてキャンプ場が点在し、周辺には多数の日帰り温泉施設がある。狩野川沿いのキャンプ場はオートサイト完備でロケーションも抜群。ただし半島内部は道路が狭隘な箇所も多く、大型車での進入には事前確認が必要だ。
大井川・寸又峡エリアは奥大井の深山で、SL(蒸気機関車)大井川鉄道の沿線と重なる秘境的なキャンプエリアだ。川遊びや渓流釣りを組み合わせた滞在が楽しめ、吊り橋や秘境温泉も組み合わせた欲張り旅ができる。
車中泊スポットとしては、道の駅が東名・国道1号・国道150号沿いに充実しており、海沿いの道の駅では駿河湾を眺めながらの宿泊ができる。「遠州森RVパーク」のようにBBQ・焚き火OKで全サイト電源付きの施設もあり、車中泊旅行者の選択肢が豊富だ。
ベストシーズンはエリアによって異なる。富士山麓は5〜10月、伊豆半島は冬以外の通年、大井川は4〜11月が適している。富士山の頂上に雪が残る春(3〜5月)は撮影ポイントからの眺めが特に美しく、写真目的のキャンパーに人気が高い。