山形県の野営・車中泊地
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山形県の車中泊・キャンプ事情
山形県は出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)という古代から続く山岳修験道の聖地を擁し、蔵王・朝日・飯豊という三つの山系が生み出す多様な自然環境がキャンパーを惹きつける。「山形の山は深い」という評判通り、奥深い渓谷と高原が織りなす風景は東北随一の壮大さを誇り、首都圏からも新幹線で約2時間半のアクセスで訪れやすい。
蔵王連峰は宮城・山形両県にまたがる高原地帯で、山形県側には蔵王温泉スキー場(日本最大規模のゲレンデ)が広がる。夏のトレッキングシーズンには蔵王エコーライン沿いに絶景ポイントが連続し、御釜(エメラルドグリーンの火口湖)は山形を代表する絶景スポット。蔵王温泉は日本有数の硫黄泉として「美肌の湯」として評価が高く、キャンプ後の日帰り入浴施設も豊富だ。
月山(標高1984m)は日本百名山のひとつで、山頂付近に7月下旬まで残雪が残る東北の聖峰だ。出羽三山神社(羽黒山)・月山神社・湯殿山神社の三社を巡る「三山参り」は江戸時代から続く巡礼文化で、車中泊しながら各社を参拝する現代版の巡礼が旅行者に人気。朝日連峰は人里離れた秘境感が漂う山域で、渓流釣り(あまご・いわな)と組み合わせたキャンプが釣り好きに人気。
庄内平野の日本海側には「夕陽の景勝地」として知られる鶴岡市・酒田市の海岸線が広がり、「日本海夕陽ライン(国道345号)」沿いのドライブは格別の景観を提供する。日向川・赤川・最上川など清流が多く、川沿いのキャンプ場も魅力的。さくらんぼ(6〜7月)・桃(8〜9月)・ラ・フランス(10〜11月)の収穫シーズンに合わせた観光農園訪問とキャンプの組み合わせが定番。芋煮(内陸式・庄内式)・玉こんにゃく・だし(山形の郷土料理)など郷土グルメも豊富。ベストシーズンは7月〜10月。アクセスは山形新幹線・山形空港・米沢駅が玄関口。国道13号(羽州街道)・国道112号(月山道路)が主要幹線で、道の駅も充実している。山形は日本でも有数の果物産地であり、フルーツ狩りとキャンプを組み合わせた旅行が家族連れに好評。鶴岡市は「ユネスコ食文化創造都市」に認定された食の街としても注目されている。