北海道の野営・車中泊地
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北海道の車中泊・キャンプ事情
北海道は、日本のキャンプ・車中泊旅行の最終目的地として多くの旅人が憧れる、スケールの違う大地だ。総面積は本州の約4分の1を占め、国立公園だけで6箇所、道の駅は124駅と、広大な土地に旅の拠点が豊富に整っている。
本州からのアクセスは主にフェリーを使う。青森〜函館(津軽海峡フェリー・青函フェリー)、大洗〜苫小牧(商船三井フェリー)、仙台・新潟〜小樽(新日本海フェリー)の各航路が主要で、車ごと乗り込んで北海道に上陸するのが定番スタイルだ。大洗〜苫小牧航路は約18時間の乗船で、船内で一泊できるため旅費と時間を効率的に使える。
エリアは道央・道南・道東・道北の4つに大別される。道央は札幌・洞爺・ニセコを擁し、フェリー上陸後の最初の拠点として利用する旅人が多い。洞爺湖のほとりに広がるキャンプ場は、湖越しに有珠山を望む絶景で人気が高い。道南は函館を中心とした歴史ある観光地と温泉が充実し、比較的温暖な気候で車中泊しやすい。道東は釧路湿原・知床・摩周湖・納沙布岬など、北海道らしい大自然と秘境感が最も強いエリアで、ヒグマや鹿、丹頂鶴との遭遇も珍しくない。「道立オホーツク公園てんとらんど」は東京ドーム23個分の広大な敷地を誇り、知床半島とオホーツク海を一望できる。道北は旭川・宗谷岬方面で、最北端を目指す旅人の目的地だ。
キャンプ場の特徴は広大なサイト面積と低料金だ。国や自治体が運営する公営キャンプ場が多く、無料や数百円で泊まれる施設が本州に比べ圧倒的に多い。オートサイトやキャンピングカーサイトが広々と確保されており、電源付きサイトも充実している。
ベストシーズンは6月下旬〜9月上旬の短い夏だ。北海道の夏は気温が30℃を超えることも少なく、避暑地として最高の環境。ただし7〜8月の人気キャンプ場は予約が取りにくく、早めの予約が必須。9月以降は急速に冷え込み、10月には防寒具が必要になる。
車中泊旅の注意点として、走行距離が長くなることが挙げられる。道東の有名スポットを周遊しようとすると1日200〜300kmの走行も普通で、十分な燃料計画が求められる。また熊出没地域ではゴミ管理と食料保管に十分な注意が必要だ。